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世界野球の重要な大会
ワールド・ベースボール・クラシック (World Baseball Classic, WBC)
| 項目 |
説明 |
| 初開催年 |
2006年 |
| 開催頻度 |
4年に1回 |
| 主催者 |
メジャーリーグベースボール(MLB)が主導し、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)と共同開催 |
| 参加チーム |
各国の最強のプロ選手(MLBの選手を含む)が参加し、世界中の野球スターが集まる |
| 特徴 |
トップレベルのプロ選手が集結するため、国際野球界で最も重要な大会の一つとされている |
世界野球12強大会 (Premier12)
| 項目 |
説明 |
| 初開催年 |
2015年 |
| 開催頻度 |
4年に1回、クラシックと交互に開催 |
| 主催者 |
世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が単独で主催 |
| 参加資格 |
世界ランキングに基づいて参加チームを決定し、プロ選手の参加を認めるが、MLBの40人ロースターに含まれる選手は除外。現在は世界ランキング上位12カ国に限定され、将来的に16チームへの拡大を計画 |
| 特徴 |
野球の盛り上がりを維持し、2年に1回の高水準な国際大会を提供し、MLBリーグ以外の選手に焦点を当てるとともに、オリンピック野球の予選としても機能する |
オリンピック野球
| 項目 |
説明 |
| 初開催年 |
1992年 |
| 開催頻度 |
4年に1回、クラシックと交互に開催 |
| 主催者 |
国際オリンピック委員会(IOC)が主催 |
| 資格の変動 |
2005年、国際オリンピック委員会は参加国数が少ないことを理由に、野球を2012年ロンドンオリンピックの競技種目から除外することを発表。それ以降、野球のオリンピック参加状況は不安定になった |
| 特徴 |
オリンピック野球はオリンピックの正式種目の一つで、4年に1回開催され、野球界最高の栄誉ある国際大会である |
世界野球12強大会 (Premier12) の12強資格はどのように決定されますか?
参加資格の決定
| 方式 |
説明 |
| 上位12カ国 |
Premier12の参加チームは世界ランキング上位12カ国で構成される。この制度は、強豪チームの参加を確保することを目的としている |
| 参加要件 |
WSBCの加盟国のみが世界ランキングの対象となり、非加盟国は大会に参加しても得点を獲得できない。そのため、各国はWSBC公認の大会に積極的に参加し、自国のランキングを向上させる必要がある |
| 競争の促進 |
このランキングと資格制度を通じて、WSBCは各国が国際大会により積極的に参加し、世界野球界での地位と競争力を高めることを奨励している |
世界ランキングの計算方法
| 方式 |
説明 |
| ポイントシステム |
- WSBCはワールドカップ、大陸間大会などの各大会での成績を評価するポイントシステムを使用する。 - 各大会は参加チームの順位に応じてポイントを配分する。ポイントは過去4年間の成績に基づいて計算され、毎年更新される |
| ポイントの源泉 |
各大会で獲得できるポイントは、参加チーム数と最終順位に基づいて配分される。例えば、ランキング上位12位以内のチームが多く参加する大会では、これらのチームに追加ポイントが与えられる |
| ランキングの更新 |
毎年末にWSBCは世界ランキングを発表し、これを次回のPremier12の参加資格の基準とする |
ワールド・ベースボール・クラシック (WBC) の参加資格はどのように決定されますか?
| 方式 |
説明 |
| 世界ランキング |
各WBCの参加チームは主に世界野球ソフトボール連盟(WBSC)の世界ランキングに基づいて決定される。通常、ランキング上位16カ国が自動的に参加資格を得る |
| 予選 |
直接参加資格を得られなかった国のために、WSBCは予選を開催する。これらの予選は通常、複数の国が参加し、トーナメント制またはグループリーグ制で最終的な進出チームを決定する |
| 招待制 |
ランキングと予選に加えて、WSBCは特定の状況に応じて他の国を招待することができる。例えば、新興野球国や潜在力のあるチームなどが対象となる |
| 選手資格 |
参加選手はその国の国籍を持つ市民または永住者で、有効なパスポートまたは関連証明書を所持している必要がある。また、選手は特定の年齢と健康要件を満たす必要がある |
2026年のWBCには20チームが参加し、2023年WBCの上位16チームと予選を通過した4チームが含まれる。
WSBCのポイントシステムはどのように計算されますか?
WSBCは公認大会での各国の最終順位に基づいてポイントを配分し、試合中の得失点数や勝敗数は考慮しない
ポイント計算方法
各順位の獲得ポイントは等差数列となり、参加チーム総数をN、大会の最高ポイントをH、最低ポイントをLとし、順位nの獲得ポイントは以下の式で計算される:
$$
\text{順位 n の獲得ポイント} = H - \left(\frac{H - L}{N - 1} \times (n - 1)\right)
$$
重み付け係数:大会によって異なる重み付け係数が適用され、これは参加チームのランキングによって決まる。例えば、ランキング上位12位以内のチームが多く参加する大会では、そのポイントが相応に増加する。
各大会のポイント計算
| 大会名 |
1位ポイント |
最下位ポイント |
備考 |
| 世界野球12強大会 (Premier12) |
1,200 |
120 |
優勝で追加180ポイント |
| ワールド・ベースボール・クラシック (WBC) |
1,000 |
100 |
優勝で追加150ポイント |
| U-23世界野球選手権 |
600 |
60 |
優勝で追加90ポイント |
| U-18世界野球選手権 |
500 |
50 |
優勝で追加75ポイント |
| U-15世界野球選手権 |
400 |
40 |
優勝で追加60ポイント |
| U-12世界野球選手権 |
300 |
30 |
優勝で追加45ポイント |
| 主要競技大会または大陸選手権 |
上位12チームに各50ポイント、参加チーム数に応じて調整 |
|
|
「世界野球12強大会 (Premier12)」ランキングポイント
| 順位 |
獲得ポイント |
| 1 |
1380 |
| 2 |
1102 |
| 3 |
1004 |
| 4 |
905 |
| 5 |
807 |
| 6 |
709 |
| 7 |
611 |
| 8 |
513 |
| 9 |
415 |
| 10 |
316 |
| 11 |
218 |
| 12 |
120 |
「ワールド・ベースボール・クラシック (WBC)」ランキングポイント
| 順位 |
獲得ポイント |
| 1 |
1150 |
| 2 |
950 |
| 3 |
700 |
| 4 |
500 |
| 5 |
400 |
| 6 |
300 |
| 7 |
200 |
| 8 |
100 |
| 9 |
80 |
| 10 |
60 |
| 11 |
40 |
| 12 |
20 |
「オリンピック野球」ランキングポイント
| 順位 |
獲得ポイント |
| 1 |
50 |
| 2 |
40 |
| 3 |
30 |
| 4 |
15 |
| 5位から下から2位まで |
均等配分(15から1ポイント) |
| 最下位 |
1 |
参加チーム数が32チームを超える場合、上位32チームのみにポイントが配分される。これは、5位から31位までのチームが残りのポイントを均等に配分され、32位が1ポイントを獲得することを意味する。
Reference